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ガー科 : ミニ英和和英辞書
ガー科[か]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [か]
  1. (n,n-suf) department 2. section 

ガー科 ( リダイレクト:ガー目 ) : ウィキペディア日本語版
ガー目[がーもく]

ガー目(ガーもく、学名:)は、条鰭綱に所属する魚類の分類群の一つ。ガー科 ()1科のみで構成され、スポッテッドガーアリゲーターガーなど2属7種が記載される〔『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.97-98〕。また、学名に従ってレピソステウス目レピソステウス科〔多紀保彦 他、「新訂 原色魚類大図鑑 解説版」、北隆館、2005年、p31,128 などでは、レピソステウス目レピソステウス科と書かれている。〕と表記されることも多い。新鰭亜綱に含まれる現生の魚類として、アミア目と並び最も原始的な一群とみなされている〔『The Diversity of Fishes Second Edition』 pp.255-256〕。新鰭亜綱の下に、ハレコストーミ類と呼ばれる区分があり、それに属している。真骨類には含まれない。
学名はLepisosteiformes(レピソステウス目)とされることが多いが、Semionotiformes(セミオノータスまたはセミオノートゥス目〔セミオノタス目、セミオノトゥス目とも書かれる。〕)と統合して扱われることも少なくない〔Andrew Campbell,Jhon Dawes(松浦啓一 監訳)、『シリーズ〈海の動物百科〉2 魚類I』、朝倉書店、2008年、p24 上野輝彌・坂本一男、『魚の分類の図鑑 世界の魚の種類を考える』、東海大学出版会、1999年、p36-37,などではSemionotiformes(セミオノータス目)として扱われている〕。後者は(ガー科を除き)全て絶滅し、現生種はない。
学名は、Lepis(鱗の意)とosteus(骨の意)の合成語から成る。学名を直訳し、鱗骨魚科またはリンコツギョ科と書かれることもある〔渡辺可久、『川のさかな』、岩崎書店、1995年、39頁、ここではレピソステアス目 鱗骨魚科と記されている〕。硬鱗(ガノイン鱗)をもつことから、またそれが光沢を放つことから硬鱗魚(こうりんぎょ)または光鱗魚(こうりんぎょ)とも呼ばれる〔「月刊アクアライフ2005年8月号」、19頁〕。ただし、硬鱗をもつ魚類には、アミア目チョウザメ目ポリプテルス目などの異なる系統も含まれる。

== 分布・生態 ==

現生のガー目の魚類は北アメリカ東部・中央アメリカおよびキューバに分布し、ケベック州南部に生息するロングノーズガーコスタリカトロピカルガーがそれぞれ北限と南限になっている〔。基本的にすべて淡水魚であるが、汽水域でも観察されることがあるほか、キューバガーなど一部の種類は海域にも進出することが知られている〔。
ガー類は水草の生い茂る浅場や三日月湖河跡湖)、バイユーとよばれる湿地帯など、流れの緩やかな静水域に生息することが多い〔。食性肉食性で、ある程度まで成長したものは他の魚類や甲殻類を主に捕食する〔『海の動物百科2 魚類I』 pp.24-25〕。ふ化した仔魚は他の魚と同様に卵黄が付いており、それが吸収されるとアカムシボウフラミジンコ、その他の動物プランクトンを食べる。稚魚になると水に落ちた昆虫水生昆虫や小型の甲殻類も食べる。
水域の生態系では上位捕食者に位置する。特に、アリゲーターガーは成魚になれば、ほとんど外敵に襲われる心配がなくなる。しかし、ヤツメウナギ類の攻撃からは逃れることができない〔Andrew Campbell,Jhon Dawes(松浦啓一 監訳)、『シリーズ〈海の動物百科〉2 魚類I』、朝倉書店、2008年、p20〕。硬いうろこも破られてしまう。一方でヤツメウナギは皮膚から毒を含む粘液を分泌することで、ガーなどに捕食されることを防いでいる〔Andrew Campbell,Jhon Dawes(松浦啓一 監訳)、『シリーズ〈海の動物百科〉2 魚類I』、朝倉書店、2008年、p16〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ガー目」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Semionotiformes 」があります。




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