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カバネル ( リダイレクト:アレクサンドル・カバネル ) : ウィキペディア日本語版
アレクサンドル・カバネル

アレクサンドル・カバネルAlexandre Cabanel, 1823年9月28日 - 1889年1月23日)は、フランス画家

==生涯==
カバネルはエロー県モンペリエに生まれた。アカデミックなスタイルで、歴史、古典、宗教をテーマに絵を描いた。肖像画家としても有名だった。『Diccionario Enciclopedico Salvat』によると、カバネルはアール・ポンピエの典型であり、フランス皇帝ナポレオン3世のお気に入りの画家だった。〔Diccionario Enciclopedico Salvat(スペインの百科事典), 1982, Barcelona〕。
カバネルは17歳でエコール・デ・ボザールに入学した。フランソワ=エドゥアール・ピコ:en:François-Édouard Picot)について学び、1844年サロンに最初の出展を果たす。1845年には22歳でローマ賞を受賞。1863年にはフランス学士院のメンバーとなり、同年、エコール・デ・ボザールの教授に就任した。また、1865年1867年1878年と、Grande Médaille d'Honneur(最高名誉賞)を勝ち取った。このように、カバネルはパリ・サロンと密接な関係を持っていた。
カバネルとウィリアム・アドルフ・ブグロー印象派画家エドゥアール・マネなどの絵のサロンでの展示を拒否したことが、1863年落選展の騒動を招いた。
成功したアカデミック画家として、カバネルが1863年に描いた『ヴィーナスの誕生』は、19世紀のアカデミック絵画で最もよく知られている絵である。この絵はナポレオン3世が購入した。印象派とは表現も思想も正反対のところにある、この絵画は、印象派の殿堂ともいえるオルセー美術館に所蔵されている〔この絵がエロティックなのに名作として賞賛されたのに対して、エドゥアール・マネの「オランピア」が不道徳だと激しい非難を浴びた。カバネルの作品がヴィーナスの誕生という伝統的な主題とともに、まどろんでいる女性の裸体を鑑賞者が画中に飛び交うプットー(裸身の幼い天使 :en:putto)とともに安心して眺めることができるからと考えられる(宮下規久朗『欲望の美術史』光文社新書 2014年pp.42-46)。〕。
1875年に銀行家ジョン・ウルフのために描いた複製画は、1893年にウルフが寄贈して、ニューヨークメトロポリタン美術館にある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Alexandre Cabanel 」があります。




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