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ウクライナの宗教 : ミニ英和和英辞書
ウクライナの宗教[うくらいなのしゅうきょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ウクライナ : [うくらいな]
 【名詞】 1. Ukraine 2. (n) Ukraine
: [そう, しゅう]
 【名詞】 1. sect 
宗教 : [しゅうきょう]
 【名詞】 1. religion 

ウクライナの宗教 : ウィキペディア日本語版
ウクライナの宗教[うくらいなのしゅうきょう]

歴史的にはウクライナには多神教や自然崇拝を行う部族が暮らしていたが、ビザンティン典礼キリスト教が紀元1000年になるまでに導入された。キエフのキリスト教をビザンティンのキリスト教の優越性と同等の地位に持って行こうとした後の執筆者達は、使徒アンデレ自身が後にキエフに建設される遺跡を訪問したと想像した。
しかし10世紀までには台頭しつつあった国家キエフ・ルーシ東ローマ帝国の影響を受けるようになり、945年か957年にコンスタンティノープルに嫁いだオリガが最初にキリスト教に改心した実例として知られている。数年後、オリガの孫ウラジーミル公が人々をドニエプル川で受洗させた。これは古代ルーシ、後のロシアウクライナに及ぶ東方正教会の長い優位性を誇る歴史の始まりだった。
ユダヤ人の貿易商がギリシャの植民地に現れて以来、約2千年に渡ってウクライナにはユダヤ教が存続している。同時期に隣接するハザール・カガン国がユダヤ教の影響を受けた。13世紀以降、ウクライナでのユダヤ人の存在感は劇的に強まった。その後にウクライナでは、ユダヤ教の新しい教え、ハシディズムが確立された。
イスラム教ジョチ・ウルスオスマン帝国との長い論争の歴史によってウクライナにもたらされた。クリミア・タタール人はジョチ・ウルスの一部、後のオスマン帝国の属国になる事でイスラム教を受け容れた。
ウクライナの宗教は様々な段階を経たが、注目すべき時代はソビエト連邦時代である。共産主義に基づき、宗教に対する激しい弾圧が行われたため、ごく一部の人々しか教会に行くことを許されなかった。

== 社会の宗教的構造 ==


独立系組織のによって編集された2003年の全国調査での概算によると、応答者の75.2%が神を信じており、22%は信じていないと応答している。37.4%が定期的に教会に通っていると答えた。
2006年1月1日の時点で、29262の宗教共同体を含めて30507の登録された宗教団体があった。政府は1679の未登録の宗教共同体があると推定している。宗教活動をしているウクライナ市民の90%以上がキリスト教徒で、その大多数は正教徒だった。ウクライナ西部がソ連の一部だったのは1931年から1941年までと1944年から1991年までで中部や東部より期間が短かったので、信仰生活はウクライナ西部で更に熱心な傾向がある。
ウクライナ社会でのそれぞれ異なる信仰告白は、全国規模の調査で概算されている。その結果は登録された宗教団体の公式の数とは異なっている。そういう訳でロシア正教会(今日のウクライナではウクライナ正教会モスクワ総主教庁系と呼ばれている)は、伝統的には(ロシア帝国やソビエト連邦時代以来)多くの地方当局から寛大な扱いを受けている。
2006年には以下のように発表している〔Razumkov Centre about the religious situation in Ukraine (2006) ">"What religious group do you belong to?". Sociology poll by Razumkov Centre about the religious situation in Ukraine (2006) 〕:
* 14.9%の信者達が自らをウクライナ正教会・キエフ総主教庁に所属していると答えている。
* 10.9%がウクライナ正教会のモスクワ総主教庁系(この教会はウクライナで最大規模を誇っており、ウクライナの人口の75%が所属していると主張している〔Pravoslvieye v Ukraine Retrieved on 10 February 2007 〕)を信奉していると答えている。
* 5.3%がウクライナ東方カトリック教会(時々ユニア教会、ビザンティン教会、東方典礼教会と呼ばれる)に所属していると答えている。
* 1.0%がウクライナ独立正教会に所属していると答えている。
* 0.6%がローマ・カトリック教会に所属していると答えている。
* 0.9%が自らをプロテスタント(ペンテコステ派、バプテスト派、ルーテル派、メノナイト派、アドヴェンティスト派)だと規定している。
* 0.1%がユダヤ教に従っていると答えている。
* 3.2%が「その他の教派」に所属していると述べた。
* 62.5%が信仰心を持っていないと答えたか、どの教会に忠誠を誓っているのかを明確になかった(多くの正教徒ウクライナ人は特定の教派に自らを縛り付けず、論争そのものと同様にどの教会に参加しているのかさえ自覚しない。この事は特定の教会に関して参加人数を調査する事は不可能であると示している。)
;ウクライナ全体の統計
* キリスト教徒 - 33.6%
 * 東方正教会 - 26.8%
 * カトリック - 5.9%
 * プロテスタント - 0.9%
* ユダヤ教徒 - 0.1%
* その他 - 3.2%
* 無所属/不明 - 62.5%
;宗教共同体
* キリスト教徒 - 90.2%
 * 東方正教会 (キエフ系-55.3%、モスクワ系-40.8%、独立系-3.9%) - 72.0%
 * カトリック (東方典礼-89.2%、ローマ・カトリック-10.8%) - 15.8%
 * プロテスタント - 2.4%
* イスラム教徒 - 0.6%
* ユダヤ教徒 - 0.2%
* その他 - 2.2%
また、2001年でウクライナ全体で150万~200万人の正教古儀式派の諸派の信徒がいるという上記とは別の推計がある〔Сергей Петрович Петров Киевская Русь и староверы. 〕。これはウクライナの人口の約3~4%に相当する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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