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インテレクチュアル・ヒストリー : ウィキペディア日本語版
インテレクチュアル・ヒストリー[ちょうおん]
インテレクチュアル・ヒストリー () は、知の営みについての歴史学のこと。インテレクチュアル・ヒストリーという用語は、これまで精神史知性史とも訳され、ときに思想史観念史心性史といった近隣分野と並列されてきた。これらの諸分野は、それぞれが重なりあう部分もあるので明確な線引きをするのは困難だろう。むしろ既存の学問の壁をこえて、分野横断的かつ多角的に問題の分析をおこなうのが、この手法の特徴でもある。
英語の intellectual history という表現は20世紀の早い時期から使われているが、その意味するところは時代により変化している。1980年代までは思想史と同一視することも可能であったかもしれないが、とくに後述のアンソニー・グラフトンの作品が発表された1990年代以降、人文主義や普遍史・年代学、文献学・聖書解釈学といった一口に「思想」とはくくれない知の営みの歴史を扱うにいたり、もはや思想史との単純な同一視も不可能となった感がある。旧来の「歴史学」と「思想史」のあいだに横わたる広大なフロンティアを開拓しているのが、現在の潮流といえる。
== 20世紀初頭 ==
「インテレクチュアル・ヒストリー」という用語が生まれたのは、20世紀初頭のアメリカだといわれている。「過去の政治」をおもな研究対象としていた旧来の歴史学への批判として、いわゆる「新歴史学」 New History の潮流をつくったコロンビア大学のジェイムス・ロビンソンが1904年に開講した授業「西欧のインテレクチュアル・ヒストリー」が、大学において正式な講義のタイトルとして採用された最初のケースだといわれている。ロビンソンが意図していたものは、おおまかに「学問の歴史」を指すものであったようだ。
その後、1930年代まで同時期に胎動していた社会史とともに「ソーシャル=インテレクチュアル・ヒストリー」 Social and Intellectual history と呼ばれる講義が、アメリカの各地の大学で採用されるようになった。当時のインテレクチュアル・ヒストリーの旗手たちは、ドイツの歴史学の影響を受けていたようで、ヘーゲル学派の流れをくむエルンスト・カッシーラーなどにみられる「時代精神」 Zeitgeist を把握することを目標として掲げていた。17世紀アメリカ大陸の英国植民地におけるピューリタン主義などが研究対象として好まれた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「インテレクチュアル・ヒストリー」の詳細全文を読む




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