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よこすか海軍カレー : ミニ英和和英辞書
よこすか海軍カレー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

海軍 : [かいぐん]
 【名詞】navy, Navy
: [ぐん]
  1. (n,n-suf) army 2. force 3. troops 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

よこすか海軍カレー ( リダイレクト:海軍カレー ) : ウィキペディア日本語版
海軍カレー[かいぐんかれー]
海軍カレー(かいぐんカレー)とは、大日本帝国海軍の糧食に由来する、カレーおよびカレーライスのことである。特徴はカレーに小麦粉を炒めて作ったルーを使うことであり、一般的に日本風カレーと言う場合、この海軍カレーに類するものを指す場合が多い。
帝国海軍の流れを汲む海上自衛隊のカレーライスは、副食として、サラダ牛乳ゆで卵等が付けられ、艦内での乗組員の栄養に配慮している。
==歴史==
江戸時代後期から明治に西洋の食文化が日本へ入ると、カレーライスが紹介された。
当時、大日本帝国海軍軍人の病死の最大の原因となっていた脚気の原因が、軍内の栄養が偏った白米中心の食事であることを突き止めた海軍軍医高木兼寛は、同盟関係にあったイギリス海軍を参考に、糧食の改善を行うことを試みた〔よこすか海軍カレーとは? 横須賀海軍カレー本舗〕。
イギリスにおいても、元来カレーは米(ライス)と併せるものであり、パンを併せるのはあくまで軍隊食である。
日露戦争当時、主に農家出身の兵士たちに白米を食べさせることとなった海軍の横須賀鎮守府が、調理が手軽で野菜の両方がとれるバランスのよい食事としてカレーライスを採用し、海軍当局が1908年発行の海軍割烹術参考書〔よこすか海軍カレーの定義 横須賀海軍カレー本舗〕に掲載して(後述)普及させ、海軍内の脚気の解消に成功した。さらにその後の第一次世界大戦を通じ、海軍、陸軍ともにその普及に努めた。また、この段階でカレーライスに牛乳が付いたとされる。
材料のうち、調味料を醤油砂糖に変えると、そのまま「肉じゃが」になる。そのため補給の面でも具合がよく、それも軍隊食として普及した理由である。肉は主に牛肉で、第二次世界大戦時には食糧事情の変化で豚肉も使われた。
現在も海上自衛隊では、毎週金曜日にすべての部署でカレーライスを食べる習慣になっている〔防衛大学校海上自衛隊術科学校等の教育隊においてはその限りではない。〕。長い海上勤務では、外の景色は殆ど変わらず、本庁と異なり交代勤務で休みの曜日が決まっているわけでもないため、曜日感覚がなくなってしまう。それを呼び戻すためであり〔、調理員(給養員)は、腕によりをかけて、オリジナルカレーの完成に努める。
ただし、金曜日にカレーライスを出すようになったのは、週休2日制の導入以後である〔日本では、1980年代頃から徐々に採用され始め、最初は1週間おきに休みにするような移行期を経て、例えば国家公務員では、1992年5月から完全週休2日となった。〕。それ以前は土曜日が午前中だけの半日勤務(いわゆる半ドン)であったので、給養員も午後には業務を終えての上陸・外出等に対応するため、土曜日の昼食をカレーにして調理の準備や後片付けの時間を短縮し、また上陸しない人員のための加給食確保の手配を行なっていた〔扶桑社 『MAMOR』 2012年9月号〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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