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お〜い!竜馬 : ミニ英和和英辞書
お〜い!竜馬[うま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [りゅう]
 【名詞】 1. (1) dragon 2. (2) promoted rook (shogi) 
竜馬 : [りゅうめ, りょうま]
 【名詞】 1. (1) splendid horse 2. (2) promoted bishop (shogi)
: [うま]
 【名詞】 1. (1) horse 2. (2) promoted bishop (shogi) 

お〜い!竜馬 : ウィキペディア日本語版
お〜い!竜馬[うま]

お〜い!竜馬』(おーい りょうま)は、原作:武田鉄矢、作画:小山ゆうによる日本漫画。『少年ビッグコミック』(小学館)で1986年から連載を開始し、同誌と後継誌『ヤングサンデー』(1987年リニューアル創刊、1995年週刊化)に1996年まで連載された。単行本は小学館ヤングサンデーコミックスから全23巻(ワイド版・文庫版は全14巻、新装版は全12巻)。1992年にテレビアニメ化、2005年に舞台化された。
== 概要 ==
幕末の英雄・坂本龍馬の生涯を、虚実を交えながら、時にコミカルに時にシリアスに描いた作品である。
「人間をズバズバと斬る漫画が描きたい」という小山ゆうに、担当編集者が武田鉄矢原作で主役が人斬り以蔵の短編漫画を描かせようと判断し、小山に武田を仲介し会談させたものの、何故か武田に「主役が岡田以蔵」という話が伝わっておらず、小山に延々と坂本龍馬の話を続けたことから、徐々に小山が話に乗り気になり、連載が決定した。なお、連載当初は短編のつもりで描いていたため、ほぼフィクションである(後述)。
司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』に対抗し、『竜馬がゆく』が書いていない龍馬の幼少時代から描き始めるという形をとり、土佐藩上士による郷士差別など歴史的事実をベースにしながらも(なお、この時点で当初の目的「人間をズバズバと斬る」は達成されている)、竜馬と武市半平太(瑞山)岡田以蔵の幼なじみ設定、ジョン・エリックというアメリカ人の漂流者を登場させ、海運業への憧れを幼少期の体験に根付くものとするという、小山・武田曰く「嘘と本当のギリギリのところを狙った」独自設定〔なお、この設定を後にむつ利之が『竜馬へ』でそのまま用いた。〕を展開した。なお、連載が長期になることが確定した青年編になったあと、ジョン・エリックは再登場し、実際に竜馬の所在が掴めなかった時期にエリックの船に乗って上海に行っていたという独自設定が登場している。その他のギリギリのところを狙った独自設定には、池田屋事件の際に竜馬が寺田屋に居合わせた、新撰組沖田総司が龍馬と面識があった、龍馬と三吉慎蔵が14代将軍徳川家茂と面会する、などがある。主に武田が持つ数多くの資料を基に、隙間を想像で埋めるようなストーリーの作り方をし、どのエピソードもその前後をしっかりつなげて描いたため、ほとんど違和感を覚えさせない物語展開になっている。そのため、それらをそのまま史実と解釈する読者も少なくない。
竜馬と武市と以蔵の幼なじみ設定は同作の根幹部分にもなり、武市と以蔵の刑死のくだり(YSの単行本で14巻)は主人公である竜馬がほぼ出てこず、連載時にあまりに主人公である竜馬が出ない回が続き、心配になった小山が担当編集者に大丈夫かと訊いたところ「大丈夫だ、持つ」と言われたと語っている。竜馬と武市と以蔵の「三人組」のパターンを、その後もたびたび別の登場人物で構築しようとしたが、この関係を超えるものは描けなかったという。
また、連載当初は土佐藩上士と郷士の構造を、上士を悪人として強調して描き、子供の目に映る封建主義の理不尽さを際立させてていたが(山内家の子孫から「残虐に描きすぎ」と苦情が来たという)、連載を重ねるうちに小山が誰一人として悪人にはしないという方針を打ち出し、原作の武田の最後まで悪人で通せという方針を無視するようになった。そのため、青年編では土佐藩前藩主・山内容堂や、上士の後藤象二郎、乾退助(後の板垣退助)、福岡藤次(後の福岡孝弟)らの酷薄な描写が減り、人間味を感じさせる描写が増えることになった。
この作品が描かれた時期にNHKの大河ドラマで同じ司馬原作の『翔ぶが如く』が放送され、近代日本の礎を築いた政治家としての大久保利通の人物評価が高まったが、この作品中での大久保は龍馬に敵対心を持つ陰険で冷徹な人物として描かれている(ただ、大久保が初めて登場する単行本第15巻では、彼を近代日本の礎を築いた人物として肯定的な解説がなされており、大久保が龍馬に嫌悪感を抱く過程もコミカルなものとなっている、また、薩長同盟締結の時は、嫌ってたはずの竜馬の真剣な態度に複雑な表情も見せている)。
青年編に差しかかったころから、図書館に置かれる漫画の一つとなったが、単行本4巻にはエッチなシーンがあるため、小山の下に読者の父兄から苦情が度々届いたことからエッチなシーンを描く事を自主規制することになった。当初はもっと構想があったとしている。
ちなみに原作者の武田は、2006年放送の大河ドラマ功名が辻』に山内家の家臣五藤吉兵衛役で出演したが、オファーが来た際は山内容堂に対する悪感情から複雑な気分になったという。だが2010年の大河ドラマ龍馬伝で、坂本竜馬の師匠・勝海舟役を演じることになり「俳優業の集大成」「先生冥利に尽きる」と発言している。
同時代を描いた小山の漫画『AZUMI』では、本作のキャラクターがそのままのデザインで登場している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「お〜い!竜馬」の詳細全文を読む




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