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MR.BIG ( リダイレクト:Mr.Big ) : ウィキペディア日本語版
Mr.Big[みすたー びっぐ]

Mr.Big(ミスター・ビッグ)は、アメリカハードロックバンド1989年にデビュー。2002年に一度解散したが、2009年にオリジナル・メンバーの4人で再結成した。
== 来歴 ==

===結成~活動休止===
タラスでデビューし、デイヴィッド・リー・ロスのバンド等で活躍していた超絶技巧ベーシスト、ビリー・シーンが、サンフランシスコの実力派シンガー、エリック・マーティンと出会い、後にレーサーXの光速ギタリスト、ポール・ギルバートと、インペリテリなどで活躍していたドラマー、パット・トーピーが加わり、バンドを結成。ポール・ロジャース率いるロックバンド、Freeの楽曲タイトルからMR.BIGと名乗り〔当初はジミ・ヘンドリックスの曲名から取った「RED HOUSE」をバンド名とする案もあった。しかし、当時既にクラウデッド・ハウスという似た名前のバンドが存在していたためこれは没になり、バンドの目指していた方向性により近いFreeのレパートリーからバンド名を拝借した。1970年代に、イギリスで活動していた全く同名のバンドが存在することは、メンバーは知らなかったらしい。ちなみに、Mr.Bigをバンド名に提案したのは、パットであり、その後もバンド名のみならず、バンドが発表した作品の、多くのタイトルを考案している(「BURRN!」1993年10月号より)。〕、1989年、アルバム『MR.BIG』でデビュー。結成当初から、その華やかな顔ぶれからスーパーバンドと呼ばれ、高度な演奏技術の応酬が期待されたが、実際にアルバムの大半を占めたのは、そのバンド名が示す通りのオーソドックスなハードロックであり、オープニングナンバーの「Addicted To That Rush」でこそビリーとポールが得意の速弾きを披露して周囲の期待に応えたものの、2曲目以降ではメンバー各人が持ち場をわきまえたプレイに徹していた。
1991年に、2作目のアルバム『Lean Into It』をリリース。先端にギターピックを取り付けた電動ドリルによるトリックプレイで話題を呼んだ「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」〔ポールとビリーは、電動ドリルピックを取り付けて演奏する「ドリル奏法」の使い手であり、その際には、必ず日本の工具メーカーであるマキタの電動ドリルを使用したことで有名。そのせいか、マキタは、Mr.Bigのコンサートツアーを後援した事があるだけでなく、前述の「I Love You Japan」も、日本ツアーのスポンサーとして協賛した事に対する、マキタへの返礼として書かれた曲であり、マキタとMr.Bigの関係は非常に深い。〕や、その後のライブにおける定番曲となる「Alive And Kickin'」といったパワフルなハードロック、「Just Take My Heart」のようなバラード、キャッチーなメロディを持つ「Green-Tinted Sixties Mind (60'S マインド)」、そして全米No.1シングルとなる「To Be With You」などが収録され、バンドの代表作となる。しかし、"60'S マインド"と"To Be With You"の2曲は、同じアルバムに収録するか否かについてメンバー間で問題となった曲でもある。このポップな2曲のヒットによって、「ブリティッシュ・ハードロックに根差したブルージーなロックバンド」という結成当時の構想と、現実との間にずれが生じ始める皮肉な結果を生んだのも、また事実である。良くも悪くも、ここがバンドの分岐点となった。
1993年、3作目のアルバム『Bump Ahead』をリリース。「To Be With You」の大ヒットによって一躍人気アクトの仲間入りを果たした、レコード会社からの大きな期待、言い換えれば圧力を受けながら、このアルバムを制作することとなった。さらに会社側からの「『To Be With You』のような曲がもう一つほしい」との要望によって大量のバラード曲のデモ制作を余儀なくされ、結果、キャット・スティーヴンスの「Wild World」のカバーを追加収録し、シングルカットもされたが、商業的に成功したとはとても言えない結果に終わることとなる。しかしながらアルバムの完成度は高く、楽器隊の3人が超人的なユニゾンプレイを披露する「Colorado Bulldog」をはじめ、グルーヴ満載の作品である。また、シンセサイザーストリングスを大胆に導入した曲もあり、音楽性の広がりを感じさせる作品となっている。本作には、バンド名の由来となったFreeの「Mr.Big」のカバーが収録されている。
1996年1月に、4作目のアルバム『Hey Man』をリリース。これまでのアルバムは、1曲目に必ず「激しく、楽器陣が超絶テクニックを駆使したアップテンポのハードロックナンバー」を持ってくるという法則があったが、このアルバムで初めてそれが破られた。ピアノによるイントロで幕を開けるオープニングナンバー「Trapped In Toyland」は、ドライブ感はあるがダークなムードが漂う異色作。「Take Cover」は日本でシングルヒットした。このアルバムに伴うツアーでは、初の武道館公演を実現させる。「Goin' Where The Wind Blows (風にまかせて)」のレコーディングはビリー抜きで行われ、その後のメンバーの人間関係に悪影響を及ぼす結果を招いた。
同年11月には、初のベスト・アルバム『BIG, BIGGER, BIGGEST!』をリリース。その後、『ミュージックステーション』への出演を最後に活動休止を宣言。メンバーはそれぞれ、ソロ活動、別のプロジェクトに乗り出す。1997年に、日本武道館でのライブを収録した『LIVE AT BUDOKAN』をリリース。初回盤は、武道館と同じ八角形のアルミ製のケース(武道とアルミをかけた洒落と思われる)入りであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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