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Lonelygirl15 ( リダイレクト:ロンリーガールフィフティーン ) : ウィキペディア日本語版
ロンリーガールフィフティーン

ロンリーガールフィフティーン』(lonelygirl15)は、ウェブ上でそのインタラクティブ性を活用して公開されている、ヴィデオによる連続番組。物語はブリーという架空の思春期の娘の行動を中心に展開するが、YouTubeで彼女が名乗るユーザーネームがlonelygirl15であって、番組名はここから由来している。このシリーズは架空のキャラクターたちによって、定期的に投稿され続ける短いヴィデオ・ブログの形で発表されている。『ロンリーガールフィフティーン』は当初、表向きは実在のヴィデオ・ブロガーとして、 YouTubeで高い人気を引き寄せ、国を超えた関心を呼んだ。多くのユーザーの間でヴィデオが共有されることになった。だが仕舞いには疑念を持った視聴者たちによって、このブログが騙りであることが明らかにされた。製作者たちは想像上のキャラクターをこしらえ、これを米国生まれのニュージーランド人女優、ジェシカ・ローズが演じていた。
ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された『ひとりぼっちの女の子(と仲間たち)はただ映画界入りしたかっただけ』と題された記事で、シリーズ製作者たちの身元が明らかにされた。脚本家でもある映画製作者でカリフォルニア州マリン郡出身のメッシュ・ フリンダース、外科研修医から映画製作に転じたマイルズ・ベケットらだ。
2006年6月16日から始まったこのシリーズはいまだ続行され、YouTubeに加えてレヴァー (Revver)、メタカフェ (metacafe)、ライブヴィデオ (LiveVideo)、ヴィオ (Veoh)、ベボ (Bebo)〔いずれも動画共有サイト〕へ定期的に新作が投稿され続けている。
== 発覚までの軌跡 ==
『ロンリーガールフィフティーン』はYouTubeに同ユーザーネームの「実在する」16歳のヴィデオ・ブロガーとして登場した。その最初期のヴィデオで彼女は、人気のある多数のユーチューバーズYouTubersに当てて、さも彼らに愛着を持っているかのようなヴィデオ・レスポンスを投稿しているが、これでまず彼らのファンたちの気を引いたのである。結局彼女のヴィデオ・ブログは広く認知されるものとなり、次々に視聴者を増やしていった。ブリーを実在の娘だと思い込ませる目眩ましはさらに進んだ。マイスペースMySpaceに彼女のページが設えられ、彼女は多くのファンたちとより親密な交流を始めた。幾人かのファンが、lonelygirl15の投稿に疑いを持ち始め、ブリーは本当に存在する人物なのか、テレビドラマか近日公開する映画のティーザー・キャンペーンの一環ではないかと疑うようになった。(口コミ・マーケティング手法による映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のでっちあげ宣伝を思わせた)。 他方、このブログが「代替現実ゲーム」Alternate Reality Game〔メディア側主催者の提供する架空の設定にのっとり、それが現実に起こっている出来事であるかのように積極的に錯覚して参加を楽しむゲーム〕 の一部なのではないかと感じる人もいた。
2006年8月初頭、ファンたちは「WWW.・ロンリーガールフィフティーン・ドットコム・メッセージ・ボード」を立ち上げ、活発に議論し始めた。彼らは lonelygirl15のヴィデオで見逃されがちな細部の全てを洗い出し始め、わずかな矛盾点を突くことで、彼女の差し出す逸話が捏造されたものである証拠を指摘しようとした。ロサンジェルス・タイムズの記者リチャード・ラッシュフィールドが最初に騙りの証拠を提示した。彼の記事ではシャイナ・ウェドメディクとクリス・パターソン、それに匿名を希望する法学生の3人がマイスペース上である種の詐術を用いて、ヴィデオ製作に大手芸能エージェンシーのCAAが絡んでいる事実を明らかにしているのだ。こうして16歳の「ブリー」は、実は19歳のニュージーランド人女優、ジェシカ・ローズが演じているのだと世に知られることになった。
lonelygirl15のYouTube上の人気の高さから、各メディアはこの話題をこぞって採り上げ、暴露までの歩みに加え、ヴィデオが創作物だと発覚したその結果について大きく採り上げた。顛末からいって当然のことだが、数多くのマスコミとトーク・ショーが、製作者たちと主演者たち自身にインタビューで語らせようと動いた。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ヴァージニア・ヘファーナンは9月12日、ジェシカ・ローズと彼女の「共謀者たち」の身元について、更に大きいすっぱ抜き記事をものにした。製作に関わったのは脚本家兼映画製作者でカリフォルニア州マリン郡出身のメッシュ・ フリンダース、外科研修医から映画製作に転じたマイルズ・ベケット、またソフトウエア・エンジニアのグラント・スタインフェルドもカメラマンとして現場に参加している。アマンダ・ソロモン・ グッドフリードは製作者、出演者らの身元を隠す取り組みを手伝い、またブリーのオンライン上の分身として投稿を続けてきた。彼女の義理の父 ケネス・ グッドフリードは法律に関する諸問題を担当した。グラント・スタインフェルドによると、彼らスタッフ全員で秘密保持契約を交わしていたという。スタインフェルドは、タイムズ紙に最も多くの証言を寄せ、彼の撮ったブリーの部屋のセットの写真を証拠として提出した。同じく9月12日、3人の主要スタッフはロサンジェルス・タイムズの取材に応じ、第三の主要パートナーとしてグレッグ・ グッドフリードを紹介した。
素顔をさらけ出し、架空の創造物として受け入れられた『ロンリーガールフィフティーン』はYouTubeとレヴァー両方に投稿される新作を通して、物語を織り紡ぎ続けている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロンリーガールフィフティーン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lonelygirl15 」があります。




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