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3次元プロッタ : ミニ英和和英辞書
3次元プロッタ[げん, もと, がん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つぎ]
  1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station 
次元 : [じげん]
 【名詞】 1. dimension 
: [げん, もと, がん]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 4. (2) former 

3次元プロッタ ( リダイレクト:3Dプリンター ) : ウィキペディア日本語版
3Dプリンター[3でぃーぷりんたー]

3Dプリンター()とは、通常の紙に平面(二次元)的に印刷するプリンターに対して、3DCAD3DCGデータを元に立体(3次元のオブジェクト:製品)を造形する機器。
通常は積層造形法(additive manufacturing)〔「2009年にASTMにおいて、F42委員会が設置され、いわゆる除去加工、変形加工に対して、積層を繰り返していく付加加工という意味でアディティブマニュファクチャリング(AM:Additive Manufacturing)と呼ぶことが決定された」 「最近のレーザ積層造形技術の開発動向 に追加」 『近畿大学次世代基盤技術研究所報告』 vol.1 (2010) pp.69-76〕によるものを指す。3次元のオブジェクトを造形することを、3Dプリント(三次元造形、)と呼ぶ〔酒井仁史 「新たな製造法“アディティブマニュファクチャリング(AM)”その使い所と勘所 」 『素形材 2013年2月号 』 Vol.54(2013)No.2〕〔CNET Japan 特集 ものづくりを加速させる「3Dプリンタ」 『3Dプリント--現在の動きと今後のトレンドを考える 』2014年7月15日〕。
== 歴史 ==
初期のものは1980年代に開発され実用化していったが、それらは高価であるばかりでなく、特殊な制御を求められるものであった。
1980年、小玉秀男光造形法を発明〔光造形法の発明 〕し、また1983年にが.stl(Standard Triangulated Language)という3Dデータの保存方式を発明し、1986年3D Systems Corpを起業して、翌1987年「SLA 1」として商品化した。これが初の3Dプリンターとされる〔3Dプリンター振興協議会 『3Dプリンターの健全発展に関する声明文 』 2014年6月25日〕〔株式会社 スリーディー・システムズ・ジャパン - 会社案内 2014年6月確認〕〔30 Years of Innovation | www.3dsystems.com 〕〔ハルは2014年欧州特許庁より欧州発明家賞「非ヨーロッパ諸国部門」を受賞した。〕この後も、1990年代半ばまでに様々な技術開発と製品が出されたが、それぞれ別々の名で呼ばれ、積層造形法(additive manufacturing)はそれらを表す共通の言葉として漠然と用いられていた。
1990年、3D印刷ともっとも広く関連づけられるPlastics extrusion技術が、Stratasys社により"fused deposition modeling (FDM)"(熱溶解積層法)として商品化された。
1995年、Z Corporation社が、MITが開発した製品を初めて"3D printing (3DP)"の商標で販売した。これにより、Ink jet material depositionを行う機器をおおまかに他と区別して3Dプリンターと呼ぶようになっていった。
2000年代半ばまでは安くても数百万円するため企業など事業所で導入されるのが主であったが、オープンソースによるFab@HomeRepRapの開発が進み、2009年に基本特許の保護期間が終了〔2014年2月の重要特許期限切れで3Dプリンターが爆発的に拡大! 〕したのに伴って数万円~数十万円のものが発売され始め、個人や家庭でも導入されるようになっていった〔。
2008年から2011年にかけて、低価格の個人用3Dプリンタ市場は毎年平均346%もの爆発的成長を遂げ〔Growth of Personal Printers - TCT - 3D Printing, Additive Manufacturing and Product Development Technology 〕、2013年には7万台が売られたと見積もられている〔Personal 3D Printers: Market Forecast and Market Share Analysis: 2013-2022 〕。
2010年頃は、3D Systems,Stratasysなど上位3社で業界シェアの80%以上を占め、特に、ストラタシス社のシリーズの業界シェアが約50%と高く、事実上の業界標準となっていた〔ウォーラーズ・アソシエイト社 () が発行する業界動向と市場占有率などに関する年1回発行のレポート「(ウォーラーズ レポート)」による〕。2012年に3D SystemsがZ Corporationを併合して〔3D Systems Completes The Acquisition Of Z Corp and Vidar | www.3dsystems.com 〕、二社の争いになった。
2014年2月には精密な造形に適したレーザー焼結法の特許の保護期間が終了してこの方式に複数の企業が参入した〔レーザー焼結(SLS)の特許切れで低価格3Dプリンターが続々と登場 〕〔2014年2月に特許が切れた3Dプリンターのレーザー焼結法とは? 〕。
近年では3Dスキャナを搭載した機種や熱溶解積層法以外のより精密な造形に適した光造形法等の低価格化も進み、普及に拍車をかけている。また、新規参入が相次ぎ、新たな開発競争の段階を迎えている〔特許切れはまやかし、密かに進む3Dプリンターの新たな開発競争 〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「3Dプリンター」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 3D printing 」があります。




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