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17.5mmフィルム : ミニ英和和英辞書
17.5mmフィルム[じゅうななてんごみりふぃるむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

フィル : [ふぃる]
 【名詞】 1. fill 2. (n) fill
フィルム : [ふぃるむ]
 【名詞】 1. film 2. (n) film

17.5mmフィルム : ウィキペディア日本語版
17.5mmフィルム[じゅうななてんごみりふぃるむ]

17.5mmフィルム(じゅうななてんごミリフィルム、)は、映画用フィルムの規格である。1926年(大正15年)にフランスパテ社アマチュア映画用の小型映画の規格「パテ・ルーラル」()に採用したことで知られる。1898年(明治31年)にがイギリスで開発した「バータック」()が最初である〔Birt Acres , ''earlycinema.com'', 2012年3月14日閲覧。〕〔MACHINES , ''Who's Who of Victorian Cinema'', 2012年3月14日閲覧。〕。スタンダードな映画の規格である「35mmフィルム」のちょうど半裁サイズであり、世界初の小型映画の規格である〔〔。
1937年(昭和12年)に日本の美篶商会が同幅のフィルムを写真用に導入している。⇒ #写真用フィルムミゼットフィルム
== 略歴・概要 ==
1885年(明治18年)にアメリカ合衆国からイギリス・ロンドンに移住したバート・エイカーズは、写真家であったが、1895年(明治28年)には映画の撮影機「キネティックカメラ」を開発、映画作家になり、その過程で1898年、家庭用の小型映画の撮影・複写・映写の兼用機とそのためのフィルム規格「バータック」を発表した〔〔。幅17.5mmの世界初のフィルム規格「バータック」は、パーフォレーション穴が1フレームあたり2個の片側穿孔タイプであった〔〔。翌1899年(明治32年)、同じくロンドンのがアルフレッド・レンチとともに、映画の撮影・複写・映写および写真撮影の兼用機「バイオカム」()を開発、アマチュアおよびセミプロ市場向けとした〔。「バイオカム」のフィルムは、パーフォレーション穴が1フレームあたり1個のフレーム間穿孔タイプであった。さらに翌年の1900年(明治33年)には、同じくロンドンで、W・C・ヒューズが「ラ・ペティート」(, ラ・プティットの英語読み)を発表、これも「バイオカム」同様、フィルムはパーフォレーション穴が1フレームあたり1個のフレーム間穿孔タイプであった。
1902年(明治35年)、ドイツ・ドレスデンエルネマン社が撮影・複写・映写兼用機「キノ」()を発表、1904年(明治37年)には「キノII」を発表した。これもフィルムは、パーフォレーション穴が1フレームあたり1個のフレーム間穿孔タイプであった。1905年(明治38年)には米国・ニューヨークのイコノグラフ社が「イコノグラフ」()を発表、大量生産を行った。これもフィルムは「キノ」のものによく似ていたとされる。
1912年(大正元年)、ロンドンで「デュオスコープ」()が発表になる。このフィルムは、パーフォレーション穴が1フレームあたり2個のフレーム間穿孔タイプであった。1917年(大正6年)には、コダックの所在地であるロチェスターで、「ムーヴェット」()が発表になり、このフィルムは、パーフォレーション穴が1フレームあたり2個の両側穿孔タイプであった。1920年(大正9年)には、オーストリアで「クルー」()が発表され、フィルムは、パーフォレーション穴が1フレームあたり2個のフレーム間穿孔タイプであった。
1926年(大正15年)、パテ社が、パーフォレーション穴が1フレームあたり1個の両側穿孔タイプのフィルム規格「パテ・ルーラル」を発表、1932年(昭和7年)には光学サウンドトラックを導入してトーキー化したが、さほど普及はしなかった。米国のコダックが、1921年(大正10年)には16mmフィルム()、1932年(昭和7年)には8mmフィルム(シネコダック8、のちの「ダブル8」)を発表し、世界流通を始めていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「17.5mmフィルム」の詳細全文を読む




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