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打ち上げ脱出システム : ウィキペディア日本語版
打ち上げ脱出システム[うちあげだっしゅつしすてむ]


打ち上げ脱出システム (Launch Escape System: LES)(またはLaunch Abort System: LAS) とは、有人宇宙船の乗員モジュールの先端に取り付けられているロケットモジュールである。たとえば爆発の危機など、乗員に差し迫った脅威がある緊急時に、打ち上げロケットから乗員モジュールを瞬時に離脱させることを目的とする。脱出ロケットは乗員モジュールの上に取り付けられ、ロケットエンジンの噴流が乗員モジュールに当たらないように角度が付けられた分離ノズルとなっていることが特徴である。乗員モジュールの上に立つ塔のような形態のものには、打ち上げプロセスを中断して作動させることから「アボートタワー」という通称がある。
== 歴史 ==
歴史的には、LES はアメリカのマーキュリー計画アポロ計画の宇宙船で使われていた。ロシアのソユーズ宇宙船では今も使われている。実際に人が乗った〔無人テストでの実作動例に:en:Mercury-Atlas 3がある。〕有人宇宙機での作動例は2015年現在、1983年9月26日のソユーズT-10-1打ち上げ時のものが唯一である。打ち上げの直前に発生した火災によりロケットが爆発する数秒前に、LES で乗員カプセルが離脱し安全な場所まで到達した。この脱出時に乗員が受けた加速は、14 から 17G が 5秒間であった。伝えられるところによると、カプセルは高度 2,000m (6,500feet) まで達し、発射台から 4km (2.5miles) の地点に着地したとのことである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「打ち上げ脱出システム」の詳細全文を読む



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