翻訳と辞書
Words near each other
・ ほいで吉俣
・ ほいほい火
・ ほい炉
・ ほう
・ ほう (曖昧さ回避)
・ ほうおう座
・ ほうおう座SX型変光星
・ ほうおう座α星
・ ほうおう座の恒星の一覧
・ ほうおう座アルファ星
ほうおう座流星群
・ ほうおう座矮小銀河
・ ほうかご百物語
・ ほうき
・ ほうき星
・ ほうき星 (ユンナの曲)
・ ほうき星 (曖昧さ回避)
・ ほうき状
・ ほうこう変異
・ ほうこう試験


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ほうおう座流星群 : ウィキペディア日本語版
ほうおう座流星群[-ざりゅうせいぐん]
ほうおう座流星群(-ざりゅうせいぐん)は、1956年12月5日に突発出現した流星群である。
== 概要 ==

=== 1956年の出現 ===
1956年12月に南極へ向かいインド洋を航行中の南極観測船宗谷に乗船中の第1次南極越冬隊隊員の中村純二によって、世界時13時45分ごろから18時ごろにかけて出現観測された。極大の世界時16時30分ごろには、1時間あたり300個の流星雨が観測された。オーストラリアでも1時間あたり100個の流星が観測された。それ以外の年でも小規模な出現記録がある。
1957年には、1819年に発見されて以来行方不明のブランペイン彗星 (P/1819 W1) に母彗星の可能性があると指摘された。2003年に、ブランペイン彗星とほぼ一致する軌道を持つアポロ型小惑星カタリナ・スカイサーベイによって発見され、2005年に、同じ天体だとほぼ同定された。これらの軌道から、1819年に彗星が近日点通過した際に形成されたダストトレイルを計算すると、1956年の突発出現が説明できるので、ブランペイン彗星が母彗星であることはほぼ確実となった〔。
1956年出現時の観測報告では、輻射点はα = 356°、δ = -42.5°付近、ほうおう座内の、ちょうこくしつ座つる座との境界近くとされた。実際の輻射点は天頂方向に十数度ずれたちょうこくしつ座付近であると考えられている〔。これは、観測者の中村純二が小さな早見盤しか持っておらず、見慣れぬ南天の星空の中で明るい星が目立ったほうおう座に目を引かれたこと、流星群自体が低速なため輻射点が広く観測されたことなどが原因とされる〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ほうおう座流星群」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.