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自由ヴァルドルフ学校 : ミニ英和和英辞書
自由ヴァルドルフ学校[じゆう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

自由 : [じゆう]
  1. (adj-na,exp,n) freedom 2. liberty 3. as it pleases you 
: [よし]
 【名詞】 1. reason 2. significance 3. cause 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
学校 : [がっこう]
 【名詞】 1. school 
: [こう]
  1. (n,n-suf) -school 2. proof

自由ヴァルドルフ学校 ( リダイレクト:シュタイナー教育 ) : ウィキペディア日本語版
シュタイナー教育[しゅたいなーきょういく]
シュタイナー教育(シュタイナーきょういく、ドイツ語 Waldorfpädagogik英語Waldorf education)とは、20世紀はじめのオーストリア哲学者神秘思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した「教育芸術」(独:Erziehungskunst)としての教育思想および実践であるヴァルドルフ教育を、日本で紹介する際に名付けられた呼称のひとつである〔以下、便宜的に「シュタイナー教育」で統一する。〕。シュタイナー教育では、教育という営みは、子供が「自由な自己決定」を行うことができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味で、「一つの芸術」であると考えられている〔。その思想と実践は、シュタイナーが創設した、人間が自らの叡智で人間であることを見出すという神秘的学説・人智学(アントロポゾフィー)によって支えられている〔西井 2013.〕。独自のシステムで養成された教師により行われ、教員の法的立場は国や修了した養成組織によりそれぞれ異なっている〔。カリキュラムや授業内容も公的なものとは異なっており、独特の芸術教育などが知られる。
1919年にドイツ南部ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトに初めて学校が開かれた〔。第二次世界大戦後にその数を増やし、20世紀末時点で世界全体で約780校の姉妹校がある〔遠藤 2001.〕。シュタイナー学校は発祥の地ドイツで最も数が多く、次いでアメリカが多い〔。シュタイナーの死後、障害児の支援を長年行って高く評価されており、イギリスのキャンプヒル共同体及び関連する活動(キャンプヒル運動)では、学習障害を持つ人々に生涯にわたるケアを行っている〔パートリッジ 2009.〕。国家が教育を独占していたドイツで私学・代替学校〔現在ドイツにおけるフリースクールの位置付けは、公立学校に代わる「代替学校」とその他の「補完学校」の2種類に区分される。シュタイナー学校は代替学校の位置付けである。〕の可能性を切り開き、教育を豊かにすることに貢献した。アメリカでは近年、公的資金を獲得したチャーター・スクール型のシュタイナー学校が相次いで設立されているが、それにより、特定の世界観を持つ学校に公費を出すことの是非が議論の的になった〔池内 2006 .〕。シュタイナー教育は自由教育の象徴的存在とも捉えられており、日本では知識偏重の受験教育に対する代替として支持を集めている〔。日本では実践は受け入れられるが、思想は敬遠される傾向がある〔大野 2008.〕。

==呼称==
シュタイナーの人智学に基づく教育思想と実践は、ドイツでは最初にできた学校名を冠して Waldorfpädagogik (ヴァルドルフ教育)と呼ばれ、英語圏ではWaldorf education(ウォルドルフ教育)および Steiner education(シュタイナー教育)、日本では、シュタイナー教育、ヴァルドルフ教育などと呼ばれる。この教育の日本における一般への広い普及は、子安美知子が1975年に出版した『ミュンヘンの小学生』が大きな役割を果たした。子安はこの中で、Rudolf-Steiner-Schule Schwabing とそこにおける教育を「ルードルフ・シュタイナー学校(シューレ)」「自由(フライエ)ヴァルドルフ学校(シューレ)」として日本に紹介した〔。
現在の日本ではシュタイナー教育と呼ばれることが多く、日本でヴァルドルフシューレ、ヴァルドルフ教育の呼称は一般的ではない。小学館が発行する国語辞典大辞泉』においても、子安が娘の学校での教育を紹介するのに用いた『シュタイナー教育』という表記が用いられている〔ドイツ語版ウィキペディアおよび英語版ウィキペディアにおいては、項目名として、その言語が用いられる地域においてもっとも一般的とされる呼称を用いている。英語版ウィキペディアの『Waldorf education』の記事においては、次の文章をもって『ヴァルドルフ教育(学校)』=『シュタイナー教育(学校)』であるとしている。なお、この文章の主語である『The educational approach』とは、『Waldorf Education』のことである。日本語版ウィキペディアにおいても、これに倣い、日本語が用いられる地域においてもっとも一般的とされている『シュタイナー教育』『シュタイナー学校』の表記を用いた。〕。学校は、日本ではシュタイナー学校ヴァルドルフ学校ウォルドルフ学校と呼称される。
ただし、シュタイナーから直接教育思想を学び、最初に実践した人々は「シュタイナー教育」「シュタイナー学校」と呼ぶことはなかった。小杉英了は、最初の実践者たちが「シュタイナー教育」という呼称を選ばなかったのは、個人の名前と結びついた特定の世界観を子供たちに教え込む教育ではないということを弁えていたためである、と述べている。〔

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シュタイナー教育」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Waldorf education 」があります。




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