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第3530船団 : ミニ英和和英辞書
第3530船団[だい3530せんだん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [だい]
 (n,pref) ordinal
: [ふね]
 【名詞】 1. ship 2. boat 3. watercraft 4. shipping 5. vessel 6. steamship 
船団 : [せんだん]
 (n) (naval) fleet
: [だん]
 【名詞】 1. body 2. group 3. party 4. company 5. troupe

第3530船団 : ウィキペディア日本語版
第3530船団[だい3530せんだん]

第3530船団(だい3530せんだん)は、太平洋戦争中の1944年5月30日東京湾からサイパン島へ出発した、日本の護送船団である。サイパン島守備隊の主戦力である第43師団の第二陣を輸送する任務を負った重要船団であったが、アメリカ海軍潜水艦の激しい攻撃で軍隊輸送船をことごとく沈められ、サイパン島の戦いにおいて日本軍が短期間で敗れる一因となった。なお、命名方式の関係で別年度に同一名称の船団が存在する可能性があるが、本項目では1944年の船団について解説する。
== 背景 ==

1944年(昭和19年)になり絶対国防圏の防備強化を急ピッチで進めようとした日本軍は、3月から5月中旬にかけて松輸送の名の下でマリアナ諸島カロリン諸島へのべ100隻以上の護送船団を送り出した。日本海軍が力を注いだ効果もあって松輸送は期待以上の成功を収め、最終便の第43師団主力も5月19日に無傷でサイパン島に上陸した。
松輸送の終了後、歩兵第118連隊など第43師団の残部は新たな船団で派遣されることになり、第3530船団が担当に選ばれた。船団名は横須賀鎮守府の命名規則に基づくもので、千の位の3は東京発サイパン行きを、下3桁の530は5月30日出航を意味する。加入輸送船は戦史叢書『マリアナ沖海戦』によれば陸軍部隊を乗せる徴用貨物船が3隻と海軍徴用船5隻・特務艦2隻で〔防衛庁防衛研修所戦史室(1968年)、461頁。〕、第43師団第二陣のほかにマリアナ諸島やパラオの増援に向かう第29師団海上輸送隊、独立臼砲大隊2個、独立戦車中隊2個、飛行場大隊飛行場設定隊各1個などが乗船した〔防衛庁防衛研修所戦史室(1967年)、417-418頁。〕。ただし、大井篤は加入輸送船を6隻とし〔大井(2001年)、257-258頁。〕、後述のように加入輸送船のうち2隻は同時期の別船団参加船とする資料もある。
護衛艦は、第二海上護衛隊水雷艇1隻と、連合艦隊から応援に来た第21駆潜隊などの駆潜艇3隻で、第21駆潜隊司令が指揮した。小柄な駆潜艇は外洋での船団護衛には不向きな艦種であったが、護衛兵力の不足のためやむなく使用されていた。有力な護衛とは言い難い陣容だったにもかかわらず、第31軍司令部は松輸送が成功したことから本船団の成功も楽観視し、部隊到着を見越して守備隊の再配置に着手していた〔防衛庁防衛研修所戦史室(1967年)、407頁。〕。
アメリカ軍は、6月15日のサイパン島上陸開始を決定し、事前攻撃を活発化させていた。松輸送の妨害には失敗したものの、多数の潜水艦をマリアナ諸島周辺に展開し、日本軍の増援輸送を妨害した。第3530船団の針路上には、潜水艦3隻から成るウルフパックの第17.12任務群が潜伏していた〔The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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