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ヴァルター・ボルヒャース : ミニ英和和英辞書
ヴァルター・ボルヒャース[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヴァルター・ボルヒャース : ウィキペディア日本語版
ヴァルター・ボルヒャース[ちょうおん]

ヴァルター・ボルヒャースWalter Borchers1916年1月22日 - 1945年3月6日)は、第二次世界大戦時のドイツ空軍夜間戦闘機エース・パイロットである。約300回の作戦飛行に出撃し、夜間の43機、昼間の駆逐機での6機と4発爆撃機の6機を含む合計59機の戦果を挙げた〔Obermaier 1989, p. 92.〕〔ドイツ空軍の夜間戦闘機のエース・パイロットに関しては '':en:List of German World War II night fighter acesを参照''〕。エース・パイロットとは空中戦で5機以上の敵機を撃墜した軍人パイロットを呼び表す呼称である〔Spick 1996, pp. 3–4.〕。戦死する前にボルヒャースは第5夜間戦闘航空団戦闘航空団司令に就任した。
== 経歴 ==
ヴァルター・ボルヒャースは、1916年1月22日オルデンブルク (領邦) アンマーランドOfenで3人兄弟の末っ子として生まれた。第二次世界大戦中にこの3人兄弟全員が騎士鉄十字勲章を授与されることになった。次兄のアドルフ・ボルヒャース少佐は第51戦闘航空団/第11飛行中隊(11./JG 51)の飛行中隊長時代の1944年11月22日に、長兄のヘルマン・ボルヒャース 親衛隊大尉は第19装甲擲弾兵連隊/第I大隊の指揮官時代の1944年10月16日に騎士鉄十字勲章を授与された〔Fellgiebel 2000, p. 140.〕。
ヴァルター・ボルヒャースは、1939年9月1日に第二次世界大戦が勃発した時に第76駆逐航空団/第5飛行中隊(5./ZG 76)に所属しており〔ドイツ空軍の部隊名称の説明は「第二次世界大戦中のドイツ空軍の編成」を参照〕、1940年秋には第5飛行中隊の中隊長となった。フランス侵攻バトル・オブ・ブリテンの期間中には10機の撃墜を記録した〔。
ボルヒャースの中隊は1941年秋に本土防衛の夜間戦闘任務を担う第3夜間戦闘航空団/第8飛行中隊に転換された。ボルヒャースは1943年3月3日に初めて夜間での戦果を挙げ、その年の内の12機目と15機目にはアメリカ陸軍航空軍(USAAF)の4発戦略爆撃機を撃墜した。4月22日には中尉の階級のままで第5夜間戦闘航空団/第III飛行隊(III./NJG 5)の飛行隊長に任命され、1944年3月23日までこの職を務めた。この期間に更に6機の夜間での撃墜と4機のUSAAF4発爆撃機の撃墜を記録した。ボルヒャースはNJG 5の戦闘航空団司令となり、合計45機の戦果を挙げていた1944年10月29日に騎士鉄十字勲章を授与された〔。
1機のアブロ ランカスターを撃墜した1945年3月5日の夜にボルヒャースはアルテンブルクの北でイギリス空軍の長距離夜間戦闘機により撃墜され戦死した。ユンカース Ju 88 G-6 "C9+GA"(''Werknummer'' 622 319—製造番号)に同乗していた銃手はパラシュートで脱出して生還したが、レーダー手のフリードリヒ・ロイル(Friedrich Reul)少尉も戦死した。ボルヒャースは柏葉付騎士鉄十字勲章の授与候補者に推薦されていたが、これは授与されなかった〔。
ボルヒャースを撃墜したのはイギリス空軍第100航空団英第239飛行隊に所属するウォルター・ギブ中佐とケンドール(Kendall)中尉の搭乗するデ・ハビランド モスキート夜間戦闘機であった〔Bowman 1998, p. 86.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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