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ライジーア : ミニ英和和英辞書
ライジーア[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ライジーア : ウィキペディア日本語版
ライジーア[ちょうおん]

ライジーア」("Ligeia" 書籍によっては『リイジア』の表記の場合もある)は、1838年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。語り手と結婚した神秘的な美女ライジーアが、その死後語り手の二人目の妻の体を借りて甦るという筋のゴシック風の小説であり、ポーの他の作品「モレラ」「エレオノーラ」などと「美女再生」のモチーフを同じくする。
『ボルティモア・アメリカン・ミュージアム』9月号に初出。ただし、ポーはこの作品を幾度も改稿して作品集や雑誌に再掲している。
== あらすじ ==
物語は語り手による回想という形で進んでいく。語り手はライジーアとの出会いをうまく思い出せないと言い、また奇妙なことに妻となった彼女の父方の姓すら思い出せないと言うのだが、最初の頃はライン川沿いの古都で彼女との逢瀬を繰り返したという。ライジーアは大鴉のような漆黒の髪を持つ背の高い美女であり、古典語だけでなく現代語にも通暁しまた学識も深く、語り手は彼女に対して幼児のように全幅の信頼を置き、結婚後は彼女に導かれるままに形而上学的な探究へと進んでいった。しかし結婚から数年後、ライジーアは病に倒れ、死の床で「人は天使にも死神にも屈することはない、ただ衰えた意志の弱さがそうさせるのでない限り」という言葉を残して息絶える。
ライジーアを失って絶望した語り手は、彼女が残した莫大な遺産をもとにあてどない放浪をはじめ、やがてイングランドの辺鄙な場所にある僧院を買い取って、気の赴くままに豪華な装飾を施し、その屋敷に金髪碧眼の美女ロウィーナを迎え入れた。しかし彼女は結婚後一月経っても彼を愛そうとする素振りを見せず、語り手の思いは自ずと亡き妻ライジーアの方へと引かれていった。そして結婚から二ヵ月後、ロウィーナもまた病に臥せり、回復と再発とを繰り返すようになった。ある晩、語り手はロウィーナに飲ませるためのワインを取りにいこうとして、そのとき横切った部屋に得体の知れない奇妙な影が横たわっているのを見る。そしてロウィーナがワインを飲んだときには、そのグラスにどこからか赤い液体の雫が入りこんだのを見た。その日から彼女の容態は急激に悪化し、数日後に彼女もまた息を引き取った。
ロウィーナの遺骸をベッドに横たえてその晩を過ごしていた語り手は、あるときふとすすり泣きのような声が聞こえてくるように感じ、それがベッドの方からであったように思ったので、しばらくベッドの上の遺骸を根気よく見守っていた。すると、ロウィーナの頬に不意に赤みが差し、生気を取り戻しつつあることがわかった。語り手は何とか彼女を甦らせようとするが、しかしすぐにまた生気を失いもとの死骸に戻ってしまう。そうして何度も生気を失い、また取り戻すのを繰り返しているうち、その体はすさまじい変貌を遂げていた。やがて彼女が死の床から起き上がり、彼の眼前に立つと、それは紛れもない、漆黒の髪を持つライジーアとなっていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ライジーア」の詳細全文を読む




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