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ヒッポリュテー : ミニ英和和英辞書
ヒッポリュテー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヒッポリュテー : ウィキペディア日本語版
ヒッポリュテー[ちょうおん]

ヒッポリュテー()は、ギリシア神話に登場するアマゾーンの女王である。長母音を省略してヒッポリュテとも表記される。ヒッポリュテーが持つアレースの帯が、ヘーラクレースの「12の功業」のうち9番目の課題の対象となった。
ヒュギーヌスでは、ヒッポリュテーはアレースとアマゾーンの女王オトレーレーの娘とされる〔『ギリシャ神話集』第30話「エウリュステウスに命じられたヘーラクレースの十二の功業」〕。
== 神話 ==
以下は主としてアポロドーロスに基づく〔『ビブリオテーケー』(日本語訳『ギリシア神話』)II.5.9〕。ヒッポリュテーはテルモードーン河岸に居留するアマゾーンたちを支配していた。彼女は第一人者の徴として、アレースの帯を持っていた。
エウリュステウスの娘アドメーテーがこの帯を欲しがったため、ヘーラクレースは勇者を募り、船で小アジア黒海のほとりに向かった。このとき、イオラーオステラモーンペーレウステーセウスらがヘーラクレースに従ったという。
ヘーラクレースがテミスキューラの港に入ると、そこへヒッポリュテーがやって来て彼らの目的を尋ね、案に相違して帯を与えると約束した。これには、ヒッポリュテーがヘーラクレースを好ましく思った、またはヘーラクレースがヒッポリュテーの姉妹メラニッペーを捕虜とし、この引き渡しの交換条件として帯を要求したという説もある。この時点でヒッポリュテーはすでに帯を渡したともいう。
しかし、女神ヘーラーがアマゾーンの姿をとり、女王がかどわかされようとしていると触れ回ったため、これを聞いたアマゾーンたちが騎乗して港へかけつけてきた。武装したアマゾーンたちを見て騙されたと思ったヘーラクレースは、ヒッポリュテーを殺して帯を奪い、殺到するアマゾーンたちと戦ってこれを退けた。ヘーラクレースはティーリュンスに帰り着くと帯をエウリュステウスに渡し、エウリュステウスは娘のアドメーテーに譲った。後に、ヒッポリュテーが持っていた斧は、ヘーラクレースが奴隷として仕えたオムパレーに贈られ、リューディア紋章となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒッポリュテー」の詳細全文を読む




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