翻訳と辞書
Words near each other
・ shrink ~ into ~
・ shrink-proofing
・ shrink-wrap
・ shrinkage
・ shrinkage allowance
・ shrinkage hole
・ shrinking
・ shrivel
・ shrivel1ing
・ shriveling
・ ShRNA
・ shroom
・ shroud
・ shrub
・ shrub grassland
・ shrub layer
・ shrub zone
・ shrubbery
・ shrubbies
・ shrubby


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ShRNA : ウィキペディア日本語版
ShRNA

shRNA(small hairpin RNA:小ヘアピンRNAもしくは short hairpin RNA:短ヘアピンRNA)とは、RNA干渉による遺伝子サイレンシングのために用いられるヘアピン型のRNA配列である。
shRNAはベクターによって細胞に導入され、恒常的に発現されるようU6もしくはH1プロモーターを利用する。通常このベクターは娘細胞に受け継がれ、遺伝子サイレンシングの効果も受け継がれる。shRNAのヘアピン構造は細胞機構によってsiRNAへと切断され、RNA誘導サイレンシング複合体(RISC)と結合する。この複合体はsiRNAと相補的な配列を持つmRNAに結合し、切断する。
shRNAはRNAポリメラーゼIIIによって転写される。哺乳動物細胞におけるshRNA産生は時折、細胞がウイルスの攻撃と認識したものから自分を守るように、インターフェロン反応を引き起こす。この問題はRNAポリメラーゼIIによって転写されるmiRNAには観察されていない。
shRNAは植物や他の生物でも使われるが、必ずしもU6プロモーターが使われるわけではない。植物では強い恒常発現を可能にする伝統的プロモーターであるCaMV35S(カリフラワーモザイクウイルス35Sプロモーター)が存在し、この場合にはRNA干渉の始まりとなる転写開始にRNAポリメラーゼIIが使われることになる。
== 参考文献 ==

 
 
 
 
 


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ShRNA」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.