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Re.2001 ( リダイレクト:Re.2001 (航空機) ) : ウィキペディア日本語版
Re.2001 (航空機)[あーるいー2001]

Re.2001 は第二次世界大戦中にイタリアで生産された単座の戦闘機である。愛称は“アリエテ(Ariete:雄羊)”。
== 概要 ==
レジアーネ社はイタリア空軍では不採用となったRe.2000の機体にドイツ製のダイムラーベンツDB601エンジンを装着することで性能向上を図ることを計画し、この機体を「RE.2001」と名付けた。試作機は1940年7月に初飛行したが、エンジン変更の効果はそれ程得られなかった上に、競作となったマッキ社のMC.202が高性能を示していたことから、前作のRe.2000に続いて不採用になることが危ぶまれた。
しかし、第二次世界大戦への参戦により戦闘機の数を揃えたい空軍の事情から、1941年に制式採用された。
Re,2001の生産には供給されるエンジン数が少ないという制約があった。DBエンジンはドイツ国内向けの生産に追われており、他国の量産機に回す余裕などなかった。イタリア国内ではアルファロメオがDB601をRA1000RC41-1aとしてライセンス生産していたが、このエンジンの優先権はMC.202にあった。そのため生産は遅々として進まず、1941年から1943年まで生産されたものの、生産数は終戦までに243機(237機という資料もある)とMC.202と比べると少ないものになってしまった。搭載エンジンの不足から最終生産型となったRe.2001bisでは、DB601の代わりにイソッタ・フラスキーニ・デルタIVエンジンを搭載することになった。
本機は、当初迎撃戦闘機として設計されていたが、性能不足から戦闘爆撃機や夜間戦闘機としての任務に就くようになった。それぞれの任務の専用型としてRe.2001 CB(戦闘爆撃機型)、Re.2001 CN(夜間戦闘機型)があった。CB型は胴体下面に最大640kgまでの爆弾を懸架できるようになっていた。CN型は、ドイツ製のMG151/20機関砲2門を主翼に装備していた。この型は、停戦の年に北イタリアの工業地帯の防衛に使用された。また、艦上戦闘機型、雷撃機型、対戦車攻撃機型が試作され、全木製機型も計画されていた。
イタリア休戦後は、連合国側に投降した機体の方が多かったといわれる。第二次世界大戦終戦時には数機が残存しており、これらの機体は新生イタリア空軍において1950年代直前まで任務に就いていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Re.2001 (航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Reggiane Re.2001 」があります。




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