翻訳と辞書
Words near each other
・ ring type nozzle
・ ring up
・ ring vessel
・ Ring your bell
・ Ring! Ring! Ring!
・ Ring-a-Bell
・ Ring-a-Ring-o' Roses
・ ring-opening polymerization
・ Ring-Trip
・ ringed
・ RINGEDGE
・ Ringer solutions
・ Ringer's solution
・ ringgit
・ Ringing
・ ringing
・ ringleader
・ RingMenu
・ Ringo
・ Ringo Deathstarr


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

RINGEDGE ( リダイレクト:RING (アーケードゲーム基板) ) : ウィキペディア日本語版
RING (アーケードゲーム基板)[りんぐ]
RINGリング)は、セガ(後のセガ・インタラクティブ)が2009年2月に次世代業務用汎用CG基板として発表したアーケードゲーム用のシステム基板シリーズ。LINDBERGHシリーズ〔Linuxベースのオリジナルモデルに当たるLINDBERGH(YELLOW)、同じくLinuxベースのローエンドモデルに当たるLINDBERGH REDとその上位版に当たるLINDBERGH RED EX、そしてWindowsベースのLINDBERGH BLUE〕の後継機。ミドルレンジモデルのRINGEDGE-エッジ)、ローエンドモデルのRINGWIDE-ワイド)、そしてハイエンドモデルのRINGEDGE2-エッジ2)の3モデルがラインナップされている。
== 概要 ==
アーキテクチャはPCベースで構成されており、アプリケーション開発は容易である。これにOSとしてWindows XPベースのMicrosoft Windows Embedded Standard 2009を採用。その結果、実質上セガ専用基板状態にあったLINDBERGH以上にアプリケーション開発がしやすくなり、他社からもアプリケーションが供給されている。その肝心のアプリケーションは引き続きDVDで供給される他、ALL.Net P-ras MULTI Ver.2対応タイトルはネットワーク経由でダウンロード配信される。
RINGシリーズよりNAOMI GD-ROMからLINDBERGHまで使用されたPICを利用したセキュリティキーチップが廃止され、新たなキーチップが採用された。これは当時海外にてセキュリティが解析され、キーチップの不正コピーが出回っていたことが原因と考えられる。キーチップが無いとゲームは読み込まれず起動しないため、ゲームソフトの不正なコピーを防止することが出来る。
電源投入後、数秒間のBIOS起動画面(ハニカム状の画面と下部にコンソール表示)を経てWindowsXP起動ロゴが表示される〔但し稀なケースではあるが、アストロシティやブラストシティ、ネットシティ、MJ2非ワイド筐体等のブラウン管を使用した筐体に基板を接続・搭載した場合は、電源投入直後はこれらの表示が省略されているか途中から始まる場合がある。これはブラウン管の特性にあり、長期間使用され続けてきたブラウン管では完全に表示されるまでに時間を要するためである。〕。その後RINGシリーズのロゴ、ゲームの起動状況メインIDが表示され、ゲームがロードされる仕組みとなっている〔ゲームロードの手順は、まずOS起動直後のイニシャライズ(初期設定)から始まり、イメージのベリファイ、付随するアプリケーションの立ち上げを経てゲームプログラムが起動。そしてゲームプログラム内での各種システムチェックを経て、エラーが無ければ英文による「このゲームは日本国内専用です」という内容の警告文こと権利表記が表示される。そしてアドバタイズ画面が表示された時点でゲームの起動が完了し、プレイすることが出来るようになる。〕。
RINGEDGE対応の第1弾タイトルとしてサードパーソン・シューティングゲームの新作『ボーダーブレイク』を発表。2009年9月から稼働している。
RINGWIDE対応の第1弾タイトルとして児童向けトレーディングカードアーケードゲームの新作『歴史大戦ゲッテンカ』を発表。2009年11月から2011年12月まで稼動。
RINGEDGE2対応の第1弾タイトルとして競馬メダルゲームSTARHORSE』シリーズの最新作『STARHORSE3』を発表。2011年11月から稼働している。
さらにいくつかのタイトルがRINGシリーズ対応として発表されている。
他社の同様のPCベース基板と比べると、エアフロー対策や特殊I/Oにも対応しているなど、LINDBERGHシリーズ同様に業務用ゲーム向けの特徴が際だっている。電源を外付けにしたことによる弊害により、電源周りの電圧低下、ノイズの影響を受けやすい、環境次第では熱暴走を引き起こしやすくグラフィックが安定しなくなるなど、動作が不安定になることが非常に多かったLINDBERGHシリーズの反省を活かし、ハイエンドモデルのRINGEDGEとRINGEDGE2は電源内蔵に変更されている。ちなみにローエンドモデルのRINGWIDEは電源外付けのままであるが、LINDBERGHシリーズと比較しても入力コネクタの数が圧倒的に少ない。これにより電源周りの電圧低下のリスクが大幅に軽減され、ノイズの影響による問題はほぼ解消された。
RINGEDGE2対応タイトルである『CODE OF JOKER』の一部で、起動しなかったり、画面が消えるトラブルが発生している。原因は、基板上のビデオボードが製造元のリコール対象製品であることが原因〔「CODE OF JOKER」機「起動しない/画面が消える」不具合発生時のお願い セガ・ロジスティクスサービス 2013年12月〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「RING (アーケードゲーム基板)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.