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MCLOS ( リダイレクト:手動指令照準線一致誘導方式 ) : ウィキペディア日本語版
手動指令照準線一致誘導方式[しゅどうしれいしょうじゅんせんいっちゆうどうほうしき]

手動指令照準線一致()誘導方式は、ミサイルの誘導方式指令誘導の一種であり、第1世代のミサイルで主に使用される。
MCLOSでは、ミサイルはオペレータージョイスティックによる手動操縦で目標まで誘導する方式で、オペレーターの操縦は無線通信有線通信でミサイルに伝達される。ミサイルを確実に命中させるためにはオペレーターが標的とミサイルの両方を常に捕捉し追尾し続ける必要があるので、高速で移動するミサイルをいかなる天候や時間でも確実に肉眼で捕捉できるように、ミサイルの後端には曳光弾と同様に光を発するマグネシウム式のフレアが装着され、発射と同時に点火される。
MCLOSは人間がミサイルをリモコン操縦するという性質上、使いこなすにはかなりの訓練を積む必要があり、命中精度は射手の技量によって大きく左右される。また、相手の反撃で射手がひるんだ場合にはミサイルを見失って無駄弾になることも多く、ファイア・アンド・フォーゲットとは無縁であった。
人間の判断力と神経反射速度の関係上ミサイルの飛翔速度の向上にも限界があるので、遠距離の目標に対する命中精度も下がる傾向が強く、標的にミサイルを発見されて回避や反撃などの対処行動をとられるリスクも高まったので、のちにはミサイルの操縦をコンピューターに任せる半自動指令照準線一致誘導方式(SACLOS)に取って代わられていった。
== MCLOS誘導式のミサイル ==

;対戦車ミサイル
*ヴィジラント (ミサイル) - イギリス
*SS.10 (ミサイル) - フランス
*SS.11 (ミサイル) - フランス
*ENTAC (ミサイル) - フランス
*9M14 (ミサイル) - ソ連・ロシア
*64式対戦車誘導弾 - 日本
;空対地ミサイル
*フリッツX - ナチス・ドイツ(推進装置が無いので、正確には誘導爆弾に分類される)
*Hs 239 - ナチス・ドイツ
*AGM-12 ブルパップ - アメリカ
;地対空ミサイル
*ブローパイプ (ミサイル)en) - イギリス

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「手動指令照準線一致誘導方式」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Manual command to line of sight 」があります。




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