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MAME : ウィキペディア日本語版
MAME[めいむ]

MAME(メイム)はアーケードゲームエミュレータの一つ。正式名称はMultiple Arcade Machine Emulator
== 概要 ==
1997年2月5日にイタリア人のニコラ・サルモリアによって最初のバージョン (0.1) がリリースされた。世界中の数十名からなる開発チームにより、現在も開発、改良が続けられている。サポートするタイトル数は、完全に動作しないものも含めて3,500本以上、クローン版(同一ゲームのバージョン違いや、海外向けにローカライズしたものなど)を含めると6,500本以上に上る。現在のプロジェクト管理者はアメリカのアーロン・ジャイルズ。
MAMEがサポートするのは、主に1970年代から1990年代(一部2010年のゲームまで対応)のアーケードゲームやカジノゲームである。Atari PONGなどROMを持たず、ディスクリート回路のみで構成されているゲームも、を通してサポートしている。メカニカルのあるゲームは、サポートされないものが多い (UFOキャッチャー、プリクラなど)。セグメントディスプレイを使ったゲームなどでは、外部アートワークを必要とする。3Dアートワークにはまだ対応していない〔3D artwork system #388 〕ため、ワニワニパニックは2Dとなる。一部のゲームは音源エミュレーションに未対応であり、音を鳴らすために外部のMAME Samplesが必要となる。近年のPCベースのアーケードゲームには対応しておらず、ArcadePC Loaderなどの他のプログラムを使う必要がある。
1997年にリリースされた当初はMS-DOS版として開発されていたが、年内にはMacintosh (MacMAME)、Unix系OS (X/MAME)、Windows (MAME32)に移植された〔MAME Project History MAME〕。2001年、MAME 0.37b14で、DOS版に代わりWindows 32bit版が公式となった。2007年、MAME 0.120でWindows 64bit版が公式に用意された。2010年、MAME 0.136u1で、SDL採用のクロスプラットフォームなコマンドライン版であるSDLMAMEがMAMEに統合された。2015年、MAME 0.171で、独自インターフェースのMEWUIや、MAMEをWeb上で動かすJSMESSThis repository is now defunct 2015年2月〕が、MAMEのコードベースに統合された。その他、フロントエンドとして、Windows用GUIのMAMEUI、独自インターフェースのIV/PlayQt採用のMAME Plus!、Mac用のMAME OS XGTK採用のGMAMEUI (GXMame派生)、KDE採用のKxmame (GXMame派生)、JSMESSのフロントエンドであるEmularityなどがある。また、非公式版として、多くのに対応するHBMAMEや、CRTモニター向けのGroovyMAMEがある。
MAMEの開発方針は、オリジナルのハードウェア動作を忠実に再現することに重点を置いている。そのため、あるゲームの動作をエミュレータ側からハック的な手法で修正や改良することが出来ても、それが実際のゲームハードウェアの動作と異なっていたり、将来的な解析につながらないと見られる場合は、基本的に採用されない。
MAMEのソフトウェア、ソースコードは非商用利用に限り無償で公開されている。そのため独自にエミュレート対象のゲームの挙動を修正したり、新しいゲームへ対応させることも可能である。実際に様々なOSやゲーム機などに移植され、派生版も数多く存在する。特にバージョン0.33ベータ版からフォークされたMESS(Multi Emulator Super System)は、コンシューマーゲーム機、電卓、LSI/LCDゲーム (たまごっちなど)、パソコン/ワークステーション (等)やその周辺機器(プリンターや音声合成装置など)、開発ボード (FriendlyARM等)、ワンボードマイコン (NEC TK-80等)、PDA (Palm等)、知育玩具 (TIの、ベネッセのポケットチャレンジV2等)などアーケード機に限定しないエミュレートを実装しているが、バージョン0.147よりソースリポジトリをMAMEと共有しており、ビルド時のオプションだけで切り替えられるだけでなく、UME(Universal Machine Emulator)というMAME/MESS統合版を生成することも可能である(バージョン0.162より統合された)。ただし、古いPCへの対応は、SPC/ATやPCemなどのエミュレータの方が進んでいる。
MAMEで使用するROMイメージを入手するためは、他のゲーム機用エミュレータと同様に、ゲーム基板から実物のROMの内容を吸い出す必要がある。ただし例外として、Exidy社、バリー/ミッドウェイ社などの作品のうち、一部のゲームのROMイメージは、メーカーからの正式な許可を得たうえで、MAMEの公式サイトで配布されている。また、ドイツのコンピュータ雑誌「c't」で、「UDPを使いMAMEを自動制御し、アタリ社のゲーム『アステロイド』のハイスコアを競う」内容のコンテストが行われる際に、この雑誌の読者向けに、アタリ社より『アステロイド』のROMイメージを配布する許可を得ている(不特定多数が対象ではない)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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