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GNH ( リダイレクト:国民総幸福量 ) : ウィキペディア日本語版
国民総幸福量[こくみんそうこうふくりょう]
国民総幸福量(こくみんそうこうふくりょう、)または国民総幸福感(こくみんそうこうふくかん)とは、「国民全体の幸福度」を示す“尺度”である。
精神面での豊かさを「値」として、ある国の国民の社会・文化生活を国際社会の中で評価・比較・考察することを目的としている。特徴は、国民総生産 (Gross National Product, GNP) や国内総生産 (GDP) との大きな違いである。つまり、GNPまたはGDPが、計算方法に違いはあっても、或る国の社会全体の経済的生産及び物質主義的な側面での「豊かさ」だけに注目し、その国の国民生活を数値化、つまり「金額」として表現していることを批判するものである。GNPやGDPに示される或る国の資本主義的価値が、その国の国際的貿易経済での成長指数であるのは明白だが、この数値だけが、その国や国民を、国際社会の中で評価・比較・位置付けする一般的な手段となっていることに疑問視する観点から、国民の生活を、全く別の方向から比較・評価する基準を示すものとして注目され、使用されている。
==歴史==
1972年ブータン王国の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクの提唱で、ブータン王国で初めて調査され、以後、国の政策に活用されている。
ブータンでは、国民一人当たりの幸福を最大化することによって社会全体の幸福を最大化することを目指すべきだとする考えから誕生したものである。現在、ブータン政府は国民総幸福量の増加を政策の中心としている。政府が具体的な政策を実施し、その成果を客観的に判断するための基準にするのが主な用途で、1990年代からの急速な国際化に伴って、ブータンで当たり前であった価値観を改めてシステム化する必要があったという。
2013年現在、ブータンではGNH達成が目標として掲げられつつもいまだ実現には至っていない状態にある〔。ブータン国立研究所が2010年に行った調査では、ブータン国民の平均幸福度は6.1で、日本の6.6を下回っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国民総幸福量」の詳細全文を読む




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