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EGD ( リダイレクト:/dev/random ) : ウィキペディア日本語版
/dev/random
/dev/randomUnix系オペレーティングシステム (OS) における擬似デバイスの一種であり、乱数生成器として機能する。デバイスドライバその他の情報源から集めた環境ノイズを利用して、真の乱数性を得るのが目的である。全てのUnix系OSが /dev/random およびそれに類する機能を実装しているわけではない。また、それぞれの実装が、同じように振舞うわけでもない。このような擬似デバイスを実装した最初のOSはLinuxであった。
== Linux ==
このようなOSレベルの乱数用デバイスを実装した最初のOSカーネルが Linux であった。その設計が行われた当時、暗号について米国での輸出制限があったため、暗号ではなくハッシュ関数を使って実装されている。また、設計にあたっては任意のハッシュや暗号に脆弱性が発見される可能性があるという仮定を置いており、そのような脆弱性に耐性を持つよう設計されている。
この実装では、エントロピープールにおけるノイズのビット数の予測を常に保持する。このエントロピープールから乱数を生成する。/dev/random から読み出すと、エントロピープール内のノイズビット数予測から乱数バイト列のみを返す。/dev/random は、ワンタイムパッドなど、高度な無作為性を必要とする場合に使われる。エントロピープールが空の場合、/dev/random から読み出そうとするとブロックされ、環境ノイズの収集がなされるまで待たされる。〔random(4) JM Project〕
これは、真の乱数生成器となることを意図したもので、可能な限り最も無作為なデータから実際のエントロピーを抽出しようとしたものである。また、長期間あるいは高度な保護のための暗号鍵の生成に使用することを意図していた。
/dev/random と対をなす /dev/urandom ("unlocked" random source) があり、こちらは内部プールを再利用することで擬似乱数的な乱数ビット列を生成する。すなわち、/dev/urandom へのアクセスはブロックされることがないが、/dev/random に比べると、真の乱数ではなく擬似乱数的に生成されている。ただし、暗号論的擬似乱数生成器として機能することを意図して、一般的な擬似乱数生成器ではなく、暗号論的擬似乱数生成器を使用している。
/dev/random に書き込むことも可能である。これによりユーザーがプールに乱数データを混合させることが可能となる。たとえ書き込んだデータが乱数でなくとも害はない。というのも、エントロピー予測を増加させるioctlが必要であり、こちらは特権ユーザーでないと発行できない。現在のエントロピー量とエントロピープールの大きさは /proc/sys/kernel/random/ で得られる。
2006年3月に Gutterman らが発表した Linux の乱数生成器の暗号論的分析〔Zvi Gutterman, Benny Pinkas, Tzachy Teinman, Analysis of the Linux Random Number Generator , 2006年3月6日(2008年8月19日閲覧)〕では、いくつかの弱点が指摘されている。その中でも最も重大な問題は、ルーターやディスクレスクライアントといった組み込みシステムLive CD システムではブート状態が予測可能であり、環境ノイズから供給される利用可能なエントロピーが限られている点である。不揮発性メモリを持つシステムについては、シャットダウン時に乱数生成器の状態をセーブし、次回のブート時にそれを利用することを推奨している。例えばルーターでは主要なエントロピー源はネットワークトラフィックだが、この論文ではリブートをまたいで状態をセーブすることで、ルーターがサービスを開始した時点から「全てのネットワークトラフィックを潜在的攻撃者が盗み聞きする」か、ルーターの内部状態に直接アクセスする必要性を生じさせるとした。特に無線LANのルーターでは、そのネットワークトラフィックは遠隔から気づかれずに盗み聞きでき、データの暗号化のための鍵を乱数生成器で生成していることから、非常に重要である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 /dev/random 」があります。




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