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DFFITS : ウィキペディア日本語版
DFFITS

DFFITS統計学回帰分析において、ある点の影響度を示す統計量である。
1980年に出版されたベルスレー、クー、ウェルシュ共著の『回帰診断:影響の強いデータと共線形性の源泉を同定する』


で提案された。
DFFITS は 問題の点を回帰から外した場合の予測(回帰)値の変化 "DFFIT" を問題の点での当てはめの標準偏差の推定値で割って(スチューデント化、'S')したものである。
DFFITS =
ここで \widehat\widehat は点 i が回帰に含まれた場合と除かれた場合の予測値である。
s_ は問題の点を含まずに推定された標準誤差の値である。
h_ は その点のてこ値 である。
DFFITS は外部スチューデント化残差
似ている。
実はそれを\sqrt 倍したものである。
誤差が正規分布するとき、
外部スチューデント化残差はスチューデントのt分布自由度は(残差の自由度-1))する。
ある点での DFFITS とその点でのテコ因子 \sqrt との積は同じt分布をする。
したがって、テコ値の小さい点では DFFITS は小さいことが期待され、テコ値が 1 に近づくと DFFITS 値の分布は無限に広がる。
完全に均衡のとれた実験計画、たとえば(:en:因子計画 や均衡部分因子計画)の場合、
各点でのテコ値は p/n 、すなわち母数の個数を点の個数で割ったものである。
これは DFFITS 値が(正規分布の場合)\sqrt \approx \sqrt と t 変数の積である。
したがって、同書の著者は DFFITS が 2\sqrt より大きい場合を外れ点としてチェックすることを薦めている。
類似の量に en:クックの距離 がある。
== 文献 ==




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「DFFITS」の詳細全文を読む




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