翻訳と辞書
Words near each other
・ CPPM
・ CPR
・ CPR-1000
・ CPR1000
・ CPRM
・ CPS
・ cps
・ CPS (DM Command)
・ CPS-1
・ CPS-2
・ CPS-3
・ CPS2
・ CPSC
・ CPSR
・ CPSU
・ CPT
・ Cpt
・ CPT-11
・ CPTSD
・ CPU


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

CPS-3 ( リダイレクト:CPシステムIII ) : ウィキペディア日本語版
CPシステムIII[しーぴーしすてむ すりー]
CPシステムIII(シーピーシステム スリー)とは、1996年に『ウォーザード』と共に出荷されたカプコン開発のアーケードゲーム基板である。2015年現在、この基板がカプコンの開発した最後のアーケードゲームシステム基板となっている。海外を中心にCPS-3と略称されることがある(以降、記事中ではこの略称を用いる)。
== 概要 ==
2D用システムとしては非常に高い性能を備えており、多くの格闘ゲームファンは『ストリートファイターIII』などの滑らかで流れるようなアニメーションに驚愕した。むしろこの基板は『ストIII』のために設計されたという側面が強い。
この基板の特徴はセキュリティに関する工夫にある。CPS-3のゲームの供給形態は、
; ゲームCD
: ゲーム本体の内容が暗号化されて格納されている。
; セキュリティ・カートリッジ
: ゲーム内容を復号するためのチップと、ゲームBIOSが納められている。復号チップはバッテリーバックアップで復号鍵を保持する。
これら2つからなる。CPS-3基板の電源が入れられると、まずCDの内容がSIMMに書き込まれ、続いてデータがセキュリティ・カートリッジ内のチップで復号される。セキュリティ・カートリッジはいかなる種類の改竄にも非常に敏感に反応し、もし試みれば復号鍵は消去され、カートリッジは用をなさなくなってしまう。
CPS-3はとりたてて成功したシステムとは言えず、このシステム用に全部で6つのゲームが制作されたに過ぎない。CPS-3には機械的・電気的な衝撃に弱いという弱点があり、オペレータ達は特にこれを敬遠した。また、セキュリティ・カートリッジ内の電池が切れるとゲームが動作しなくなるうえ、その交換費用を所有者側で負担しなければならなかった。更に高性能とはいえ2Dグラフィックのみにしか対応しておらず、当時はほとんどのゲームが3D対応ハードウェアを念頭に開発されていたという背景がある。他のシステム基板に比べて高価であり、またCPS-3用のプログラミングはかなり難しかったとも噂されている。
部品調達難に伴い、2015年3月31日を以って修理サポートが終了した(セキュリティ・カートリッジの電池交換は継続)〔弊社基板製品保守サービス業務終了のご案内 カプコン 2014年9月〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「CPシステムIII」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 CP System III 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.