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BIANTE ( リダイレクト:マツダ・ビアンテ ) : ウィキペディア日本語版
マツダ・ビアンテ
ビアンテ(''BIANTE'' )は、マツダが製造・販売するミニバン型の8人乗りの乗用車である。製造は宇品第1工場(U1)が担当。

== 概要 ==
かつて販売されていたワンボックス型のボンゴフレンディが2005年をもって販売終了し、マツダのワンボックス型ミニバンは一時期ラインナップから消えていたが、その間も日産・セレナやトヨタ・ヴォクシー/ノアホンダ・ステップワゴンなどといった他社同カテゴリーがファミリーを中心に人気を博していた。そこでマツダはその人気に追従すべく同社のプレマシーをベースに新しいミニバンを開発した。それがこのビアンテである。通常、このクラスは基本的に「5ナンバー」となる全幅1,700mm以内のパターンがほとんどである中、プレマシーをベースにしたビアンテはそうした制約にとらわれることなく全幅を1クラス上のミニバンに迫る1,770mmとした。結果、メーカー自身が「最広(サイコー)空間」と謳うほど2000ccクラストップの室内空間・容量を確保している。ただし、同クラスでは三菱・デリカD:5とこのビアンテのみが5ナンバーではなく3ナンバーとなっている。
また、今回の開発ではプロトタイプを一切造らずに開発する手法が用いられた。これは内外装デザインとシャシ設計の連携を高め、設計変更を極力抑えるとともにデジタルモデルによる各種シミュレーションの精度を高めることで実現したものである。この採用により開発期間の大幅な短縮と開発コストの削減ならびに車両の低価格化を実現することができた。通常、設計最終段階でプロトタイプを造るのは自動車業界においては一般的なのだが、プロトタイプなしで量産に移行するのは極めて稀なケースである。
歌舞伎隈取を意識したというフロント周りはかなり鋭く、Aピラーからブラックアウトを施し、サイドウィンドーやリヤウィンドーまで回り込み、まるでフロントライトがボディを回り込んだ様なデザインで構成されている。同時に、マツダ車の特徴とも言える逆ペンタゴングリルを通常より低い位置に配置。また、ガラス面積を大きく取ると同時に大型の三角窓も採用し視認性にも配慮している。
インテリアは広さだけではなく扱いやすさにもこだわった。その一つとして、シートは後方へ行くに従ってヒップポイントが高くなるようにレイアウトされている。結果、どのシートに座っても開放的な前方視界が得られるという。また、シートアレンジについても足元の広々とした「リビングモード」、2列目シートを左右に分割する「ウォークスルーモード」、そして荷物を満載に積み込むことができる「ラゲッジモード」と用途に応じたシートアレンジが可能である。2列目シートはベンチにもキャプテンにもなるものである。これは左右に分かれたキャプテンシートを中央に寄せることで、3人掛けを可能にしているため狭く、中央に座る人のためのヘッドレストは備わらず、シートベルトも中央のみ2点式となる。
インパネはマツダ車初となる「トップマウントワイドメーター」を採用し、開放感と視認性を両立した。また、挟み込み防止機構つきの電動両側スライドドア(タッチセンサー付き)は、クラストップレベルの780mmの開口幅を誇る。
エンジンは販売開始当初、LF-VD型 2000cc DOHC DISIFFおよび4WD)とL3-VE型 2300cc DOHC MZR(FFのみ)を搭載し、トランスミッションは、FF車には5速AT(2300ccはマニュアルモード付き)を、4WD車には4速ATを採用していた。その後、2.0L・FF車は幾度の変更が行われ、2009年6月の一部改良で「i-stopアイドリングストップ機構)」搭載車は同じDISIエンジンながらLF-VDS型に置換となり、2013年5月のマイナーチェンジでエンジンはPE-VPS型 2000cc DOHC SKYACTIV-G 2.0に、トランスミッションは「SKYACTIV-DRIVE」の搭載により6速ATに多段化された。
ボディーカラーは販売開始当初、「23S」専用カラーの「チリオレンジマイカ」を含む7色を設定していたが、2009年6月の一部改良で専用カラーが廃止されてからは6色となっている。また、全てのグレードでアドバンストキーレスエントリー&スタートシステムMAZDA G-BOOK ALPHA対応のHDDナビゲーションシステムが選択できるが、この種の車にしては珍しくサンルーフの設定が一切ない。
発売以後、大半のワンボックス型乗用車ベースミニバンの例に漏れず長らく日本国内専売車だったが、2012年よりインドネシア向けに正規輸出が開始された。〔〕さらに、2013年より香港マカオ向け正規輸出が始まった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マツダ・ビアンテ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mazda Biante 」があります。




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