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2012年人類滅亡説 : ミニ英和和英辞書
2012年人類滅亡説[2012ねんじんるいめつぼうせつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ねん, とし]
  1. (n-adv,n) year 2. age 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人類 : [じんるい]
 【名詞】 1. mankind 2. humanity 
滅亡 : [めつぼう]
  1. (n,vs) downfall 2. ruin 3. collapse 4. destruction 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

2012年人類滅亡説 : ウィキペディア日本語版
2012年人類滅亡説[2012ねんじんるいめつぼうせつ]

2012年人類滅亡説(2012ねんじんるいめつぼうせつ)とは、マヤ文明で用いられていたの1つ長期暦が、2012年12月21日から12月23日頃に1つの区切りを迎える〔紀元前3114年8月11日を始点とするGMT説に基づく換算。2012年12月21日は13バクトゥンに当たる。説により数日の差がある。以下同様。〕とされることから連想された説である。
21世紀初頭のオカルト雑誌や予言関連書などで、1999年ノストラダムスの大予言に続く終末論として採り上げられてきたが、懐疑的な論者はマヤ暦の周期性は人類滅亡を想定したものではないと反論をしている〔ローレンス・E・ジョセフ『2012 地球大異変』日本放送出版協会、2007年、の訳者(東郷えりか)による後書き。〕〔ASIOS『謎解き超常現象』彩図社、2009年〕。学術的にもマヤ人の宗教観や未来観を知る上で意味があるとしても、それが現実に対応するものとは考えられていない〔青木晴夫『マヤ文明の謎』講談社現代新書、1984年。〕。
結果として2012年に人類が滅亡することはなく、この説は(従来の多くの「滅亡予言」同様)的中しなかった。
== 概要 ==
マヤ文明では歴史は繰り返すという観念があり、異なる周期を持つ複数の暦が用いられていた。また暦の中には1つの周期の終わりが滅亡に結び付くと考えられていたものもあったらしく、マヤ文明衰退の一因にこうした終末観の影響を挙げる者もいる〔青木(1984)、pp.218-220。ライアン・スプレイグ・ディ・キャンプ『プラトンのアトランティス』角川春樹事務所、1997年、p.190。ピーター・ジェイムスニック・ソープ『古代文明の謎はどこまで解けたかI』太田出版、2002年、p.139〕。ただし、衰退要因としては有力視されなくなっているとも指摘されている〔青山和夫『古代メソアメリカ文明』講談社選書メチエ、2007年、p.123〕。
マヤ文明で用いられていた暦の1つ、主に碑文などで用いられていた長期暦はある起点日からの日数で表されている。その周期は13バクトゥン=187万2000日である。長期暦のグレゴリオ暦への換算は様々な計算法が確立されているが、現在有力視されているのはGMT対照法である。ただし、本来のマヤのカレンダーは紀元前3114年を始まりとし、1トゥンは360日をベースとして約5129年のサイクルとなるため、1827年を一つの区切りとしてすでに新しいサイクルに入っているとする主張もある〔2012年?伝統のマヤの予言が本当に伝えていること 〕。
さらに、13バクトゥンで終了するかのようなサイクルの解釈についても、西洋的なものであるとして否定的な見方がある。例えば、カルトゥン・カレンダー(K'ALTUN)では約256年を一つの周期として、現サイクルは1827年に始まり2086年で1つの区切りとなるが、その後も新しいサイクルに入るだけで終わりはない。周期も5200年が最大とはならず、26000年、52000年、260000年といったより大きな周期も存在する。つまり、マヤのカレンダーにはいくつもの周期が存在するが、いずれの周期でも現サイクルが終了すれば新しいサイクルに入り、永遠に循環していくとされた〔マヤ・カレンダー (NAGA K'U 奥義学校)〕。
ニューエイジ思想などでマヤの暦と2012年を結び付けることは、ホゼ・アグエイアス(英:José Argüelles)の著書『マヤンファクター』によって2012年12月21日に「新しい太陽の時代」が始まるとされたことで広まった〔ジョセフ(2007)、p.292-〕。エイドリアン・ギルバートの著書『マヤの予言』の影響を指摘する者もいる〔ASIOS(2009)、p.281〕。日本では特に1999年の恐怖の大王に関連したブームの後に、次の終末論としてオカルト関係者が盛んに取り上げる題材になっていた〔予言総合研究会『21世紀の大予言』茜新社、2008年、p.161〕。
もっとも日本のスピリチュアル系メディアでは2012年は、アセンションの年であり人類の全滅が予言されたものではないという説も見られる〔学習研究社発行 ムー2010年2月号「アセンションの真実と死後の世界」〕。
このテーマを広く知らしめる上で大きな影響力を持ったホゼ・アグエイアスは様々な批判にさらされたが、自身の仮説が考古学におけるマヤと関係のない旨を『マヤンファクター』の序文に記していた。その上で、自分の説は「銀河のマヤ」のものだと主張している〔ジョセフ(2007)、p.295〕。
かつては、スウェーデンの医学博士カール・コールマンの計算による「マヤ暦の最終日は2011年10月28日」との説もあった〔岡田光興 『2012年と日月神示 – 人類はやがてゝ生命体へ多次元神化する!』 徳間書店 2009年〕。逆に、肝心のGMT説に誤りがあるとして、2015年9月3日が正しいマヤ長期暦の終わりの日だとして、人類滅亡を2015年にずらそうという説〔「恐るべきマヤの大予言 『2012年人類滅亡』はあるのか?ないのか?」、『週刊プレイボーイ』2012年1月9日号、集英社、2011年、103頁。2015年11月16日閲覧。〕〔マヤ暦が予言する人類滅亡は2012年ではなく2015年だった(週プレNEWS) - 2012年12月24日閲覧〕も現れたが、結果、的中しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「2012年人類滅亡説」の詳細全文を読む




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